AGAの薬をクリニックで処方してもらうメリットとは?
AGAを治すには薬を飲み続けることが基本ですが、どこで処方してもらうのが良いものなのか。
クリニックでも処方してもらえるみたいだし、医薬品だけど個人輸入して仕入れることもできるという噂。
あえてクリニックにする理由は?病院を通さず薬を使うのは良くないの?など「薬」についての気になる点をまとめました。
自宅で個人輸入で安く済ませるのと、どう違う?
薄毛の進行を食い止めるには「プロペシア」と「フィナステリド」の2種類の薬の服用が基本。
日本皮膚科学会が定めた「AGAの診療ガイドライン」でも、最高のAランクの評価がついているものです。
AGAを改善したい場合は、上記の2つの医薬品を服用することを「強く勧める」というもの。
皮膚科もしくはクリニックで医師からの処方を受けることが基本になっています。
ところが代行業者を頼めば簡単に、輸入品のプロペシアとフィナステリドが手に入る時代です。合法的に仕入れることができます。
「オオサカ堂」など、個人輸入代行の専門店も存在しています。やろうと思えば簡単に仕入れ可能。
病院で処方してもらうよりも半額、下手すると3分の1の価格で入手できます。毎月の薬代をぐんと抑えられますから。
個人輸入がオススメできない2つの理由
「安い方がいいに決まっている。だから個人輸入にしよう」
ちょっと待って下さい。安易に安さを求めるのはリスクがあるのです。理由は2つあります。
1.安全性が保証されない
輸入代行ですから、基本は海外製のプロペシアを入手することになります。
同じプロペシアで、脱毛を抑制するフィナステリドが入っていることはたしかなのですが、安心できません。
フィナステリド以外で、日本で認可されていない成分が配合されているかもしれないのです。
プロペシアは極めて副作用が少ない医薬品として知れ渡っていますが、あくまで純粋な日本製の話。
仮に万が一、予期せぬ副作用が起きた時でも誰も保証してくれません。代行業者がリスクを負うわけではないのです。
いわゆる「泣き寝入り」なのです。安さと引き替えにリスクを背負うことになります。
それでも個人輸入代行を利用する人がいるのは、リスクをどこまで知って行動しているかわかりませんが・・
2.効果が保証できない
よくある勘違いとして、AGAに効く成分を体に入れればOKという考え方。
「飲めば治る」と思っているのは、正しくはないのです。
もちろん中には飲むだけで効果が出る人もいます。その一方で「全然効果を実感出来ない」人もいます。
この差はどこにあるのでしょうか。
その人の体質そして、頭皮環境によって効果が出る、出ないというのがあります。
「プロペシアは誰にでも効くワケではないということ?」と思うかもしれませんが、違います。
プロペシアは適切なタイミングで、適切な量を使えば効果がでるのです。
人間の頭の毛はヘアサイクルがあり、1本1本が成長期だったり、退行期、休止期などの段階にあります。
この状態を見ながら、プロペシアの量を調節することが望ましいのです。
もちろん、私たちはいくら育毛の勉強をしてもしょせん素人。頭皮状態なんてわかるはずがありません。
だからこそ、専門医に頭皮状況を見てもらって、プロペシアをどのタイミングでどれくらい投与すれば良いのか判断してもらう。
そうすることでAGAの進行を確実に食い止め、頭皮状態を元に戻すことができるのです。
AGA対策の中で、定番中の定番と言われているケアでさえ、細かなケアが求められてくるのですね。
不安を解消できるというメリットも
薄毛専門のクリニックで処方してもらう事で、精神的なケアをしてもらえるのも大きいです。
気になる疑問点をすぐに聞けますし、仮にAGAの治療がうまくいっていないとしても、
「頭皮のどこに問題があって、それに対してどういうケアをしているのか」
医師が親身になって応えてくれるので、いたずらに不安にならずに済むというメリットもあります。
ちなみに、皮膚科でもAGAの治療薬を処方してもらえます。ですが皮膚科はあくまで毛髪の専門家ではありません。
プロペシアを処方するだけで、細かいことを聞かれても応えられません。なぜなら彼らは毛髪の研究を行っているわけではありませんので。
薬代は高いが・・
クリニックで処方されるプロペシア・ミノキシジルはともに日本製で間違いのないものを処方します。
ただ、どうしても値段が高く付いてしまいます。個人輸入代行と比べてしまうと。
いきなりクリニックで治療を受けるのではなく、事前にどのくらいの金額がかかるのか「カウンセリング」を受けるのが鉄則です。
どのクリニックも、無料でカウンセリングを行ってくれます。そこで治療方針を聞き、どれくらいの費用がかかるのかが判明します。
AGAの場合、進行度合いが浅ければ必ずしもプロペシアとミノキシジルをセットで処方されることもありません。
どちらか一方の場合もあり、その場合は毎月の費用は安く抑えることができます。
ともあれ、まずは自分の今の薄毛状態だといくらかかるのか、見てもらうだけでも良いのではないでしょうか。